2022.11.16
【業界のプロが解説】10坪店舗の内装費は?業種別の相場一覧から注意点
【業界のプロが解説】10坪店舗の内装費は?業種別の相場一覧から注意点

10坪程度の店舗を持ちたい人のほとんどは、内装費にいくらかかるのかあらかじめ知っておきたいと考えているのではないでしょうか。

 

10坪というと、少しこじんまりとした小規模な店舗をイメージしていますよね。

 

面積が少ないため費用に上下はないと思われがちですが、実際は業種や物件の状態によって大きく変動します。

 

この記事では、10坪店舗の内装工事にかかる費用相場から業種別の相場一覧まで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

<この記事でわかること>

・10坪店舗の内装工事にかかる費用相場
・内装工事費を安く済ませるコツ
・10坪店舗の内装工事で気を付けるポイント

 

10坪店舗の内装工事にかかる費用はいくら?

 

 

10坪店舗の内装工事費用は200〜800万円程度と言われていますが、冒頭で紹介したように業種や物件の状態によって大きく変動します。

 

例えば、専門の美容機材が必要になるエステサロンや特殊な厨房設備が必要になるレストランは費用が高くなり、見た目にこだわらないオフィスや設備が少ないアパレル、雑貨店は安く抑えられます。

 

その上、スケルトン物件と呼ばれる骨組みから内装をつくり上げる場合と、居抜き物件と呼ばれる以前のテナント内装を再利用する場合、どちらを選択するのかによっても費用相場は変わってくるのです。

 

スケルトン物件は坪単価が60万円程度、居抜き物件は坪単価が30万円程度になり費用が倍近く変わるケースも。

 

さらに10坪店舗の特徴として少ない面積に設備を全て揃える必要があり、規模感の割には費用が高いと感じることも多いです。

 

業種別の10坪店舗の内装費相場まとめ

 

 

10坪店舗は業種によって費用相場が変動するため、「飲食店・美容系・事務所・物販」の4つに分けて特徴と共に紹介していきます。

 

飲食店

 

10坪店舗の場合、飲食店の内装工事費用は200〜500万円と言われています。

 

ドリンク専門店のような設備が少ない店舗は内装工事費が安く、焼肉店のように厨房や排気設備が必要な店舗は費用が高くなりがちです。

 

そのうえ、10坪であっても30坪であっても最低限必要な厨房設備は変わりませんよね。

 

10坪だからといって設備費用が安くなるというわけではないので、理想の居抜き物件を探す方が安く抑えられる傾向にあります。

 

美容系

 

美容系の店舗は10坪程度といっても設備と内装にこだわる人が多く、400〜800万円程度と費用は高くなりがちです。

 

パーテーションや大きな鏡の設置、そして専門機材のための電気・給排水工事が必要になるケースもあります。

 

おしゃれで設備が整っている店舗は集客にも繋がるため、安易にシンプルな作りにできないという意見もあり、どの部分を妥協するのかがポイントになってくるでしょう。

 

事務所

 

事務所やオフィスの場合は大きな設備もいらないうえ見た目にもこだわらず、200〜300万円と最低限の費用で済みます。

 

仕切りとしてパーテーション工事の取り入れも可能ですが、他の業種に比べ全体を通して安く抑えられるでしょう。

 

シンプルな設備だけであれば、スケルトン物件であっても100万円で完成できます。

 

物販

 

雑貨店やアパレル店舗の場合、特殊な設備を整える必要がないため200〜350万円程度と安く抑えられます。

 

さらに費用を抑えるコツとしては在庫を確保する場所をあらかじめイメージし、バックヤードの面積を狭くすることです。

 

売り場の中に在庫置き場を作ったり、そもそも在庫を多く抱えすぎないなど、工夫次第で内装工事費を抑えられるでしょう。

 

安さ重視であれば居抜き物件を選ぶのがおすすめ

 

手っ取り早く費用を最小限に抑えたいと考えている人は、スケルトン物件ではなく居抜き物件を選ぶのがおすすめです。

 

同じ業種の居抜き物件を選ぶと理想の物件に出会いやすくなるだけでなく、必要な設備が全て整っています。

 

やはり1から内装をつくり上げるよりも、飲食店であれば飲食店らしい内装がすでに出来上がっている方が内装工事は少なくて済みますよね。

 

見た目のこだわりより安さを優先したい人は、居抜き物件に注目するといいでしょう。

 

どの業種でもできる!10坪店舗の内装費を抑える3つのコツ

 

 

10坪店舗の内装費用はスケルトン物件と居抜き物件のどちらであっても、あらかじめ知識をつけておくだけで出費を最小限に抑えることができます。

 

紹介するコツはどれも難しいものではないので、是非取り入れてみてください。

 

複数の業者に見積もり依頼をする

 

内装工事をする際は複数の業者への見積もり依頼がおすすめです。

 

この時、複数の業者から全く同じ見積もり内容が提示されることはほとんどありえません。

 

適正な価格を知るためにも見積もり内容を見比べ、各項目がなぜその値段で提供されているのかを考えましょう。

 

そして、見積もり内容の中に希望している項目が全て含まれているのかもチェックする必要があります。

 

安いからと簡単に業者を決めてしまうと、後々追加料金が発生することも。

 

見積もりから完成までの費用のギャップを減らすためにも、細かく追及して適正な価格を抑えておきましょう。

 

弊社でも店舗の内装工事は対応可能ですので、見積もり作成を依頼したい方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡頂けますと幸いです。

 

リースや中古品を活用する

 

10坪店舗の内装費を最小限に抑えたいのであれば、必要な専門機材やインテリア雑貨をリースや中古品で賄うのも一つの手です。

 

リースといっても新品が用意されているケースが多く、お客さんから見てリースであるとわかるわけではありません。

 

厨房設備や美容系の専門機材をリースで対応したり、事務所や雑貨店のインテリア用品を中古にするだけで簡単に費用を抑えられるのでおすすめです。

 

内装費以外にかかる諸経費も計算する

 

内装工事をする際は、内装工事以外にも費用がかかることがあります。

 

例えば、
・やむを得ず工期が延長してしまった際の延長代
・工事をする際に車を停めておくための駐車代
・周りの店舗へ挨拶回りをする際の手土産代
など。

 

内装工事以外にも費用がかかるポイントは数多くあるので、ある程度の諸経費を予想し、概算で含めておくことがおすすめです。

 

店舗物件の内装工事をする際に気を付けるポイント

 

 

店舗物件の内装工事をする時は、工期を短く済ませるためにもできるだけ効率良く進めることが大切です。

 

あらかじめ、内装工事をする際に気を付けるべきポイントを抑えておきましょう。

 

回転率を上げる工夫をする

 

特に飲食店の場合に言えますが、設計時に回転率を上げる工夫を取り入れましょう。

 

お客さんとスタッフの動線や座席数の確認をすることで、回転数が上がり開店後の営業がしやすくなります。

 

具体的に営業後のイメージをすると、問題点がはっきりと分かるのでおすすめですよ。

 

ビジネスモデルに合わせたコンセプトを決める

 

新たな店舗を開店する時は、ビジネスモデルに合わせたコンセプトを決めておくのがベストです。

 

例えばターゲット層や立地、ブランディング方法など、明確に決めておけば内装工事での決断がスムーズに進みます。

 

一貫性のあるコンセプトを決めておくことで、内装工事の全体像もイメージしやすくなるでしょう。

 

施工事例が多い業者を選ぶ

 

内装工事を成功させるためには、施工事例が多い業者を選びましょう。

 

やはり過去の経験からアドバイスをもらえることは多く、数をこなしているほど様々な要望への対応能力は高いといえます。

 

業者によって作業内容に得意不得意があるので、公式HPやSNSで発信されている施工事例をチェックするのがおすすめです。

 

まとめ:10坪店舗の内装工事にかかる費用相場は200〜800万円!

 

10坪店舗の内装工事にかかる費用相場は200〜800万円です。

 

小さな面積の中でもカウンター席を確保したり、スタッフやお客様の動線を確認することで無駄を省くこともできます。

 

さらに最小限の費用で済ませたい場合は居抜き物件を選択し、施工事例が豊富な業者を選択するのがベスト。

 

弊社でも、10坪程度の店舗における内装工事が対応可能です。

 

・内装工事の詳細を知りたい方はこちら
・施工事例について知りたい方はこちら

 

弊社に内装工事の相談をしたい方は問い合わせフォームからご連絡頂けますと幸いです。

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